異世界[恋愛]

「本を読んで暮らしたい」と願ったら、冷徹宰相様の膝の上が私の書斎になりました。口を開ければ極上の甘味、背中には温かな拘束。前世の未完小説まで次元を超えて用意されたら、もうここから逃げる理由がありません

「口を開けて」

耳元で響く低い声と、差し出される銀のスプーン。

元社畜のミネットは今、大帝国の冷徹宰相・ヴェスター公爵の膝の上で、行儀よく餌付けされている。

過労死した前世で願ったのは『ただ静寂の中でページをめくるだけの、観測者になりたい』というささやかな望み。

その願いを叶えてくれたのは、他者の「音」を嫌う潔癖な公爵様だった。

「君がただページをめくる音だけが、私にとっての唯一の音楽だ」

彼にとって私は、世界から遮断するための防音壁兼、充電器。

私にとって彼は、無限の蔵書と安寧を提供してくれる最高のスポンサー。

利害の一致した共依存関係だったはずが、ある日、彼が禁書庫で見せてくれたのは――前世で死ぬ直前まで読んでいた、未完の長編小説の最新刊だった。

「異界の渡り人と呼ばれる次元商人を捕まえて、吐かせた」

たった一冊の文庫本のために、次元を超えて手を尽くした男。

これは、活字中毒の令嬢が、世界一甘い鳥籠から出られなくなるまでの物語。

R15 / 異世界転生 / 身分差 / 年の差 / 溺愛/甘々 / 公爵/宰相 / 独占欲/執着 / 活字中毒/本好き / 共依存 / 膝の上/餌付け / スパダリ / ほのぼの / ハッピーエンド / 女主人公
短編 2026/02/16 12:15更新
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最終取得日時:2026/05/05 12:10
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