宇宙[SF]

【査定:星一つ】1977年に地球が送り出した「金のレコード」の差出人へ

 銀河の辺境で回収された、旧式の無人探査機ボイジャー1号。

 機体には、金メッキの銅製レコードが取り付けられていた。そこには五十五言語の挨拶、地球の自然音、音楽、人々の姿が収められ、未知の誰かとの平和な出会いを願っている。

 星間漂流物査定官である私は期待に胸を躍らせ、差出人の暮らす地球を観測した。

 しかし、見えたのは核兵器を向け合い、環境を汚し、互いを傷つけ続ける文明だった。

「嘘つきの詐欺商品。期待して損をした」

 私は星一つの査定を投稿し、探査機を廃棄しようとする。だが直前、船載知性がレコードの中央に刻まれた、機械では作れない傷を見つけた。

 それは、約半世紀前の人間が自分の手で残した、短い一文だった。

SF / 宇宙人 / ボイジャー / ゴールデンレコード / 文明査定 / レビュー / 星一つ / ファーストコンタクト / 社会風刺 / 人類賛歌 / 音楽 / 宇宙 / 一話完結 / 希望
短編 2026/08/10 18:00更新
3,975字 26%
日間P
-
総合P
432
ブクマ
14
平均評価
8.24
感想数
0
レビュー
0
評価頻度
350%
評価P
404
評価者数
49
週間読者
146
日間イン
0回
ベスト
圏外
最終取得日時:2026/09/06 12:07
※googleにインデックスされているページのみが対象です