現実世界[恋愛]

深海狂詩曲 ーTiefsee Rhapsodieー

 初めて会った時は、ただ見た目と声がいいなぁと思っただけだった。まぁ好みの女。中身は知らないしね。
 仕事で関わって色々話して、それで「ああ、この人面倒臭い女だ」と気付いて、よし、口説こうと思った。
 だってさぁ、こんなに自分の理想に完全一致してる女が目の前にいるんだったら、そりゃ落としたくなるだろ。なぁ?

「瞭花さん、エッチしねぇ?」
「しない」

 軽く言った言葉は冷たい一言で返された。結構本気だったのに。


 スタジオミュージシャンをしている高校生の笠置眞哉は、ピアノの調律師をしている篠崎瞭花の事が好きで、隙あらば絡んでは口説いている。仲はいいけれど本気にされていない、よくある片想いの奮闘劇は、ある日転機を迎え――。

現代 / 年の差 / 高校生 / 社会人 / 音楽 / 無理矢理要素あり / R15
短編 2024/04/23 00:05更新
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最終取得日時:2024/05/19 12:07
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