異世界[恋愛]
疲労困憊の子爵サーシャは失踪する 〜家出先で次期辺境伯が構ってきて困るのですが!
九歳の頃に父母を亡くし、子爵家の最後の跡取りとして残された一人娘のサーシャ=サルヴェニアには、子どもとしての自由な時間は少なかった。
子どもとして――というより、人としての余暇が少なかった。
子爵代理の叔父は、サーシャに事務を丸投げ。家令もそれに賛同する始末。
そして何より、サルヴェニア子爵領は、交通の便がよく、鉱山もある栄えた領地で、領民の気性が荒く、統治者にとっての難所だったのだ。
幼い頃から流されるままに、毎日のように領民に怒鳴られ、馬車馬のように働くサーシャ。
へとへとに疲れ果てた十八歳の誕生日の日、婚約者のウィリアムに統治について説教をされ、心がポッキリ折れてしまった。
ーー全部もう、要らないんじゃないかな?
こうして、子爵サーシャ=サルヴェニア(十八歳)は、全てをぶち壊すようにして失踪したのである。
※苦境を脱して自分は幸せになり、軽く仕返しをする、割とシンプルなスカッとストーリーです。
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ツギクルブックス様にて書籍化されました。
応援してくださった皆様のおかげです、本当にありがとうございました!
※日間総合1位、週間総合1位、月間総合1位、四半期総合2位
女主人公 / 西洋 / 中世 / 魔法 / 貴族 / 仕事 / 馬車馬 / ブラックな職場 / 微ざまぁ / 書籍化
全56話完結
2024/08/18 08:01更新
185,280字 (3308.6字/話) 41%
185,280字 (3308.6字/話) 41%
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最終取得日時:2025/02/24 12:40
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