宇宙[SF]

望まれた発見

 宇宙空間を進む、とある宇宙船。その船の乗組員たちは新たな発見を求め、航行を続けていた。
 惑星、資源、新種の生物。国に利益をもたらすような新発見を必ずこの手に持ち帰る。そう志を一つにしていた。
 しかし、それらしい惑星を見つけては調査を重ねたが、空振り続きだった。そして、食料や帰りの分の燃料を計算した結果、そろそろ引き返さなければならないことがわかり、船内に暗いムードが漂いはじめた時のことだった。

『船長! コックピットに来てください! 外、船外カメラが!』

「わかった。すぐに行く」

 耳の通信機から聞こえた部下の慌ただしい声に、ダイニングルームで食事をしようとしていた船長は椅子から立ち上がり、コックピットに向かった。

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短編 2024/08/08 15:10更新
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最終取得日時:2025/07/09 12:24
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