異世界[恋愛]
二度目の人生では王宮を救いませんので、お好きに滅んでくださいませ
死んだことに、三日間、誰も気づかなかった。
王宮の法令を十三年間書き続けた。
徴税制度も通商条約もすべて一人で作った。
功績は宰相の名前で世に出された。
誰にも看取られず、机の上で息絶えた。
それが侯爵令嬢ソフィーアの前世だった。
目覚めたのは、断罪の日の朝。
今度は婚約指輪を置いて自分から去った。
もう誰のためにも書類は書かない。
辺境の修道院で静かに暮らすつもりだった。
けれどそこに、銀の瞳の幼い少女がいた。
隣国の皇帝が隠した、たった一人の娘。
法の届かない場所で生きる少女を守るには、制度という鎧がいる。
二度と使わないと決めた力に、また手を伸ばすのか。
変装の下手な皇帝が修道院に現れる。
少女がソフィと名前を呼ぶ。
王宮では、彼女の不在で静かに何かが壊れ始める。
戻ってほしいと願う者がいる。
ここにいてほしいと願う者がいる。
同じ言葉が、まるで違う意味を持つ。
二度目の人生で手に入れたかったものは、本当は何だったのか。
悪役令嬢 / 異世界恋愛 / 死に戻り / 婚約破棄 / ざまぁ / 溺愛 / 子育て / ハッピーエンド
全10話完結
2026/04/29 12:28更新
28,237字 (2823.7字/話) 29%
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最終取得日時:2026/04/30 12:05
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