ヒューマンドラマ[文芸]

なんでも欲しがる妹に、結婚も爵位も奪われました。でも、じつはこれ、全部、私が仕組んだことですよ?

私、ユリア・ソート伯爵令嬢は、三十歳の嫁き遅れになりました。
病身の母と歳の離れた妹がいたので、その世話に明け暮れて婚期を逃したのです。
それでも、四十歳超えの男との縁談が舞い込んできました。
相手は、貴族令嬢を妻に迎えて箔を付けたいと思う平民の商人でした。
それでも財力はありましたから、その男と婚約して以降、私の生活は一変しました。
連日、贈り物をもらい、夜毎、舞踏会へと参加するようになりました。
新しく手に入れた何着ものドレスを取り替えて、大きな姿見の鏡の前で、クルクルと舞う日々が始まったのです。
すると、なんでも欲しがる、歳の離れた妹が、「その結婚を私が!」と言いだしました。
さらに、婚約者である商人の方も心変わりして、若い娘の方が良いとばかりに、妹とのことを「真実の愛」と称して、私との婚約を破棄したのです!
やがて、妹がその商人と盛大な結婚式を挙げ、勝ち誇りました。
それから半年、病弱だったお母様が亡くなった後ーー。
母の葬式に顔を出した妹夫妻が、厚かましくも、私を屋敷から追い出そうとしました。
それに対し、私は真実を打ち明けたのです……。

※ざまぁ系のストーリーです。

女主人公 / ざまぁ
短編 2025/03/26 12:10更新
14,109字 14%
日間P
58
総合P
1,104
ブクマ
30
平均評価
7.68
感想数
1
レビュー
0
評価頻度
453.33%
評価P
1,044
評価者数
136
週間読者
2,758
日間イン
3回
ベスト
151位
最終取得日時:2025/04/10 12:06
※googleにインデックスされているページのみが対象です