純文学[文芸]

怪物は静かに微笑む

 平和な村を一変させた、黒い泥のような怪物たち。

 悲鳴と血の匂いに包まれ、狭い隙間で震えるエリアの前に、四つの眼を持つ怪物が迫る。

「大丈夫だ、王都の兵士が助けに来る」

 ――父の言葉は嘘じゃなかった。怪物の爪が父を裂き、次に私の喉笛を狙おうとしたその時、路地に響いたのは聞き覚えのある凛とした声。

 鋭くも優しい眼差しを持つ青年の顔を見て、エリアの胸に歓喜が走る。それは騎士になるため王都へ出ていた幼馴染のカイル。助かった。カイル兄ちゃんが、私を助けに来てくれたんだ!

 最強の援軍の登場に、エリアは心をなで下ろし、彼の名前を叫んだ。

 だが、その怪物は――

残酷な描写あり / シリアス / 男主人公 / 騎士 / ざまあ / 幼馴染 / 復讐
短編 2026/03/01 18:02更新
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最終取得日時:2026/03/04 12:05
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