異世界[恋愛]

婚約破棄ですか。では、王家への貸付金を精算しましょう

侯爵令嬢クラリベル・レインフォードは、王太子アルリクスから婚約破棄を告げられた。

理由は、冷たいから。
帳簿や予算や責任ばかりで、自分を愛しているようには見えなかったから。

前世が税理士だったクラリベルは、甘い言葉で愛を伝えるのが苦手だった。
その代わり、王太子が恥をかかないように支出を整え、足りない予算を補い、彼の約束が嘘にならないよう、誰にも知られず支えてきた。

けれど、その愛は届かなかった。

婚約破棄を受け入れたクラリベルは、静かに帳簿を開く。

「婚約破棄は承りました。では、王家への貸付金を精算しましょう」

明らかになるのは、王家の借金だけではない。
クラリベルがどれほど不器用に、どれほど深く、王太子を支えてきたかという記録だった。

これは、帳簿にしか愛を書けなかった侯爵令嬢が、その行間を読んでくれる人と出会うまでの物語。

女主人公 / ハッピーエンド / 異世界恋愛 / 婚約破棄 / 侯爵令嬢 / 王太子 / 聖女 / 王弟 / 前世税理士 / 帳簿 / 貸付金 / 精算 / 不器用な愛 / すれ違い / ざまぁ控えめ
短編 2026/04/29 08:00更新
11,677字 34%
日間P
200
総合P
212
ブクマ
6
平均評価
7.14
感想数
2
レビュー
0
評価頻度
466.67%
評価P
200
評価者数
28
週間読者
-
日間イン
1回
ベスト
179位
最終取得日時:2026/04/30 12:05
※googleにインデックスされているページのみが対象です