純文学[文芸]

眠ることを忘れた羊たちへ。

 ある日、夜空から星の砂が降ってきた。
 月の光を浴びて乱反射するそれは、蛍火のように儚げだった。
 人々はそんな幻想的な光景に恍惚としながら『今夜は良い夢が見れそうだ』なんて、冗談を零しながら呑気に酒を飲み交わした。

 その日、その夜、人々は眠ることができなくなった。

 その数年後、ある小さな村で元気な産声が上がる。
 少年は人々を眠らせる力を秘め、メシアとして崇められるようになった――。

未設定
全3話完結 2022/10/17 12:40更新
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最終取得日時:2024/12/21 12:52
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