現実世界[恋愛]

家事ができない俺のもとに何故か学年で人気のアイドルがやってきたけどこの子メイドのこと勘違いしている!?〜「エプロンは裸でつけるものだと……」「ちゃんと服を着てください!」〜

家事ができないのに両親がいなくなった。
料理一つまともに出来ずトマトを切っただけで殺人現場も真っ青な凄惨な状況にしてしまう絶望的な家事スキル。
唯一の希望は母さんが残した番号だった。

「はい?」

やってきた助っ人。モニターに写っていたのは一目でうちに手伝いに来たことがわかる人物だった。
やたらでかい業務用の掃除機を背負って、両脇にパンパンに荷物を持っており、布団たたきやらホコリ落としやらが飛び出ている。
そして、そんな荷物を抱えていることよりなにより気になったのはーー

「メイド……?」
「ひゃい! み、湊人くんの専属メイド、大山花鈴おおやまかりんです」
「大山!?」

容姿端麗。おっちょこちょいだが家事スキルもすぐれ、家庭科の実習で助けられた人間は数しれず。
天真爛漫が服を着て歩いているような明るい人柄もあって、お嫁さんにしたい女子ナンバーワンの座を揺るぎないものにしている人気のクラスメイトだった。


学年ナンバーワンアイドルと急遽始まる同棲生活。
二人の思いは変にねじれて、シンプルで複雑な両片思いを描き出していた。

身分差 / スクールラブ / 日常 / 青春 / ほのぼの / 男主人公 / 学園 / 両片思い / メイド / 残念美少女
短編 2020/01/11 16:28更新
4,083字 51%
日間P
-
総合P
1,141
ブクマ
167
平均評価
9.28
感想数
5
レビュー
0
評価頻度
52.1%
評価P
807
評価者数
87
週間読者
-
日間イン
0回
ベスト
圏外
最終取得日時:2024/04/30 02:02
※googleにインデックスされているページのみが対象です