アクション[文芸]

公務員(サムライ)を目指していたらラスボスになっていた

侍――それは、第二次世界大戦に勝利した大日本帝国を象徴する、最も名誉ある国家公務員。

その養成機関である街・学芸銀座。その中でも最高峰のエリート校、徳川学園に入学した無月カゲロウには、侍としての誉れも、正義感もなかった。

欲しいのは、安定した給料。定時退社。有給休暇。充実した福利厚生。そして、幸せな老後。

孤児として育ち、学力も決して高くない無月にとって、侍になることは『夢』ではなく、幸せになるための手段に過ぎない。

ところが入学初日、風紀委員の上級生から決闘を挑まれた無月は、侍としてはあるまじき卑怯な手段を使いながらも、圧倒的な剣技で相手を一撃で倒してしまう。

その実力を見込まれ、風紀委員に加入することになった無月は、やがて学芸銀座を揺るがす派閥抗争へ巻き込まれていく。

正義、名誉、友情、権力――それぞれの信念を掲げる生徒たちの中で、無月だけが徹底して「勝利するために最も合理的な方法」を選び続ける。

やがて彼は、学芸銀座の決闘制度そのものを巡る争いに関わることになる。

戦うことを拒むのではない。
正義を否定するのでもない。

ただ、侍という仕事に就いて幸せになるために。

そのためなら、無月カゲロウは誰よりも合理的に、誰よりも公平に、そして誰よりも冷酷に――あらゆる問題を解決していく。

これは、侍を目指していただけの少年が、知らず知らずのうちに『ラスボス』になっていく物語である。

シリアス / 学園 / 侍 / 最強 / ヤンデレ / シュールギャグ / 刀
全35話完結 2026/10/05 21:00更新
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最終取得日時:2026/10/13 12:07
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