王子の不貞により婚約破棄となった公爵令嬢エリザベス。平穏を取り戻したはずの日常に、再び王子とその側近達が現れた。

「エリザベス・バーナード！貴様を“真実の刑”に処す！」

真実の刑。それは自白魔法であり、エルドラ国第一級禁術であり、全ての真実を暴き出す神聖魔法。

エリザベスは王子の恋人ララを誘拐した犯人だと断じられ、一方的に“真実”を吐かされる。

「知りませんけど」

しかし、彼女は無実。

おまけに自白魔法は思いもよらぬ“真実”まで暴き出す。
王子と側近達、彼らの父親達が隠してきた偽善と、ムチャクチャ恥ずかしい醜聞を――。

「真実」は正義ではない。暴力にもなる。

だが物語は単なるザマアでは終わらない。

緩やかな崩壊が進むこの国でエリザベスは選択を迫られる。未来を変える道を。

女性初の公爵を目指し、彼女は“真実”と向き合い続ける――。


【御礼】皆様のおかげで達成出来ました！
2025/07/25(金) 9 位[日間]ハイファンタジー〔ファンタジー〕完結済

※小さくて賢いお姫様は出ません。
※笑い要素強めのお話です。