異世界[恋愛]

マッチ売りの少女、前世の記憶を取り戻す ~乙女ゲー好きのOLでも、身分違いの恋をしていいですか?~

婚約者が無謀な反逆に赴くことを止めるために、婚約者の命ともいえる聖剣を持ち出したセリージャ。
隠れていたところを親友であるブリケに見つかってしまい、口止めのためにブリケのうっかりミスをかばうようになる。
そのせいでブリケの評判は守られたが、セリージャの評判は日に日に落ちていく。

やがてセリージャは16歳となり、婚約者のミカエルと結婚式の日を迎える。
しかしミカエルはその場で婚約破棄を言い渡し、かわりにブリケを妻にすると言い出す。
セリージャはそれまでの悪評によって、悪役令嬢に仕立てあげられていたのだ。

絶縁状がわりに、ミカエルは聖剣でセリージャを斬る。ミカエルの聖剣は斬った者の効果を奪う効果があった。

記憶を奪われたセリージャは一族からも見捨てられ没落、飲んだくれの父のもとでマッチ売りをしていた。
そして大みそかの日、マッチが売れずに凍え死にかけたセリージャは売り物のマッチで暖を取る。

マッチの火の向こうに浮かび上がっていたのは、ミカエルに奪われた記憶。
そして、前世の記憶。

「わ……わたし、OLだったんだ!」

前世でのセリージャは、近藤真子という名のOLだった。
セリージャは前世で培った経験を活用し、マッチを売りさばく。
ひょんなことから貴族の青年に見染められ、屋敷で働くようになった。

これは、悪役令嬢に仕立てあげられ、すべてを失った少女が奇跡の復活を果たし、
かつての親友と婚約者を見返すだけでなく、ざまぁする話。

身分差 / 年の差 / 乙女ゲーム / 悪役令嬢 / 婚約破棄 / ハッピーエンド / ざまぁ / 女主人公 / 年齢差
全19話完結 2022/11/21 17:05更新
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最終取得日時:2024/05/06 12:50
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