ヒューマンドラマ[文芸]
コインロッカー
駅から外へ出て、夜の空気に触れた瞬間、男はまるで長い旅から戻ってきたような感覚に包まれた。
実際には、出かけていたのは半日にも満たない。それでも、夜風が運んでくる排気ガスと潮気が混じったような匂い、煌々と輝くスナックやコンビニの看板、歩道の端に傾いて放置された自転車までもが妙に懐かしく感じられた。
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短編
2025/07/03 11:00更新
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最終取得日時:2025/07/09 12:06
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