ハイファンタジー[ファンタジー]
それでも彼女は拍手する
送りの霊穴――この世界で最もあの世に近いとされている場所
青年リンドウが友人から依頼されたのは、アンデッド蔓延る極寒の地で彷徨っているという依頼者の妹、シラギクの救助だった
送りの霊穴の奥地にて、助けが来たことを拍手して喜ぶシラギクだったが。リンドウはその拍手に違和感を覚えて――
おかしな文言が添えられた依頼
歪さを見せるシラギクの言動
だんだんと狂ってくる状況に
「ねえ、リンドウさん。私、ちゃんと。ちゃんと拍手、できてるよね……? ねえ! 私の拍手、おかしくない、よね……?」
「私は、生きてるんだよ、ね……?」
――人は、なにを以て死とするのだろうか
《生存ではなく帰還を最大目標とする》
R15 / 残酷な描写あり / HJ大賞6 / 集英社小説大賞6 / 123大賞6 / シリアス / BK小説大賞 / ESN大賞8 / ネトコン13感想
全30話連載中
2025/06/18 19:00更新
159,220字 (5307.3字/話) 30%
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最終取得日時:2025/06/20 12:16
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