異世界[恋愛]
そのお詫び、二十四通目ですので結構です 〜妹に婚約者を六回奪われた姉が、ようやく自分の人生を取り戻す話〜
お詫び状が、また一通届いた。
これで二十四通目。
アデライドは、もう数えるのをやめたかった。
伯爵令嬢である彼女には、婚約者がいる。
けれど観劇の約束は妹に奪われ、同伴の席も妹に譲られてきた。
そのたびに届くのは、誠意の薄れていくお詫びの手紙だった。
六年。
家のために、彼女はずっと待つ側でいた。
ある日、弟の叙任が決まる。
家督の見通しがつき、彼女はようやく気づく。
もう、自分が我慢する理由はないのだと。
アデライドは声を荒らげない。
ただ、慣例どおりに振る舞うことを選ぶ。
席次、贈答、返礼、茶会の沈黙。
礼法だけを使って、彼女は静かに動きはじめる。
そして、ずっと彼女を見ていた人がいた。
踏み込まず、ただ見守っていた侯爵が、ひとり。
数えることは、屈辱なのか。
それとも、彼女がようやく手にした、自分の人生の証なのか。
悪役令嬢 / 異世界恋愛 / 婚約破棄 / ざまぁ / 姉妹 / すれ違い / 年の差 / 貴族 / 西洋風 / ハッピーエンド
全10話完結
2026/05/15 12:05更新
65,688字 (6568.8字/話) 31%
65,688字 (6568.8字/話) 31%
日間P
-
総合P
2,280
ブクマ
146
平均評価
7.59
感想数
21
レビュー
0
評価頻度
179.45%
評価P
1,988
評価者数
262
週間読者
176
日間イン
5回
ベスト
96位
最終取得日時:2026/08/10 12:11
※googleにインデックスされているページのみが対象です