現実世界[恋愛]

君さえいれば

 桜が満開になり始めた。寒い日が続いたせいか、今年は例年に比べ、開花が遅かった。石神宏弥は一人で桜を眺めていた。ピンク色の桜が空を彩り、風に吹かれて少しだけ舞う。その下を歩く人々が、感嘆の声を上げ、幸せそうな顔をしていた。そんな中宏弥の表情は一人浮いている。泣きそうな、苦しさを押し殺すようなそんな顔。

悲恋 / 短文 / 独白? / 短い / うえに、切ない
短編 2016/11/03 19:26更新
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