ホラー[文芸]

銀の針を持つ……、銀の髪長姫は物想うて産着を縫う。

友を訪ねた。

なんだ、曰く付きの代物か……、はて……。宮様といえば。ああ、花屋敷にお住まいだった姫宮様のことか?話を聞かせろよ。少しは涼しゅうなるかもしれぬゆえ

ああ。そうだ。その宮様のことさ。美味かったすももの礼に話してやろう。だが、内裏が絡むゆえ他言無用だぞと。 席に戻った奴の話が始まる。

 ゆるりと立ち昇る線香の煙は素直に天に向かう。

和風 / 老いた姫の / 無念の独り言ち / 怪談話
短編 2023/07/10 12:42更新
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最終取得日時:2024/05/14 12:30
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