異世界[恋愛]
契約結婚の相手が竜の姿のままなのですが
追放された日、泣かなかった。
五年間の修行も、人を救った記録も、すべて他人の手柄にされた。
それでも泣かなかったのは、悲しみより先に安堵があったからだ。
リーシャが次に手にした仕事は、呪われた辺境伯の嫁。
届いた屋敷で待っていたのは、書斎を埋め尽くす巨大な黒い竜だった。
解呪はできない。
けれど前世で関わった大きな生き物たちの記憶が、彼女の手を動かす。
竜の鱗を磨き、体温を管理し、荒れた帳簿を読み解いていく。
竜の辺境伯は不器用だった。
言葉より先に尾が動き、感情を隠すように炎を吐く。
十年間、誰にも触れられなかった鱗の下に、何を抱えているのか。
領地を狙う隣の伯爵が動き始める。
神殿では奪われた功績が、静かに綻びを見せ始める。
契約だけで繋がった二人のもとに、嵐が近づいている。
竜の喉がかすかに鳴る夜、リーシャはまだ気づかない。
薬草の束が誰の手で届けられたのかを。
ハッピーエンド / ざまぁ / 女主人公 / 契約結婚 / 西洋 / 領地経営 / 溺愛 / 竜
全10話完結
2026/03/09 12:06更新
36,747字 (3674.7字/話) 34%
36,747字 (3674.7字/話) 34%
日間P
268
総合P
412
ブクマ
44
平均評価
9
感想数
0
レビュー
0
評価頻度
81.82%
評価P
324
評価者数
36
週間読者
-
日間イン
2回
ベスト
180位
最終取得日時:2026/03/11 12:05
※googleにインデックスされているページのみが対象です