異世界[恋愛]

辺境の【裁縫師】が、自分の作る服こそ世界最高の魔法装備だと気付くまで~婚約破棄されて王都の端っこで静かに縫っていたら、気づいたら英雄たちの御用達になっていました~

魔力ゼロの裁縫師エマは、婚約者に「用済み」と言い捨てられ、王都の裏路地に流れ着いた。

手元にあるのは、針と糸と、師匠の形見の指ぬきひとつ。
「幽霊が出る」と敬遠された古びた店を格安で借り、ひっそりと仕立て屋を始める。

客は来ない。でも、エマは縫い続ける。
伝説の魔道具職人・八宝斎から教わった通り——着る人のことだけを考えて、ただひたすら、丁寧に。

ある夜、ボロボロのマントを抱えた冒険者が飛び込んできた。
翌朝、彼は蒼白な顔で戻ってきて言った。
「上級魔法を三発受けたのに、傷ひとつなかった」

エマは首を傾げた。
「丁寧に縫いましたので」

気づけば店の前に行列ができていた。
冒険者、騎士、魔法使い、そして勇者まで。
全員が「エマの服じゃないと嫌だ」と言い張っている。

本人だけが、まだ気づいていない。
自分の作る服が、世界最高の魔法装備だということに。

残酷な描写あり / 異世界転生 / 婚約破棄 / 女主人公 / 実は最強 / 追放 / 職人系 / スローライフ / 魔力ゼロ
短編 2026/03/25 12:01更新
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最終取得日時:2026/03/26 12:05
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