異世界[恋愛]

沈黙の聖女は、断罪の夜に真実の愛を謳う

「沈黙の聖女」アリス――。
声を発さず、ただ微笑み祈るだけのその姿は、国中の民から崇められる聖性の象徴。

しかし、その沈黙は、彼女が自らに課した戒めと、世界を揺るがすほどの秘密を隠すための仮面だった。

建国記念の夜会で、婚約者である第一王子はアリスに無実の罪を着せ、高らかに告げる。
「偽りの聖女よ、お前との婚約を破棄する!」

全てを失い、偽りの偶像から罪人へと貶められたアリス。
絶望の淵に突き落とされた彼女の前に現れたのは、味方さえも凍てつかせると噂の「氷の貴公子」ゼノン公爵だった。

彼の瞳は、聖女の仮面の下に隠されたアリスの”真実”を見抜いているかのように、静かに、そして鋭く彼女を射抜く。

「君の力が欲しい」

差し伸べられたその手は、新たな絶望への誘いか、それとも偽りの人生を終わらせる一筋の光か。

これは、声を失った聖女が、偽りの断罪を乗り越え、本当の自分と真実の愛を見つけるまでの、鮮烈な逆転の物語。

ESN大賞9 / ドリコム大賞4 / 123大賞7 / 異世界恋愛 / 悪役令嬢 / 婚約破棄 / ざまぁ / 追放 / 断罪 / 聖女 / 実は最強 / チート / ハッピーエンド / 魔法 / 女主人公
全4話完結 2025/11/02 22:49更新
13,033字 (3258.3字/話) 17%
日間P
78
総合P
88
ブクマ
7
平均評価
8.22
感想数
0
レビュー
0
評価頻度
128.57%
評価P
74
評価者数
9
週間読者
-
日間イン
0回
ベスト
圏外
最終取得日時:2025/11/04 12:05
※googleにインデックスされているページのみが対象です