ヒューマンドラマ[文芸]

新人に「パワハラだ」と申告されました。自分も人事を逆にハラスメントで申告しました。

「桐生さんから、佐伯さんのご指導について、ご相談がありまして」

入社十一年目の主任・佐伯は、OJTを担当する新人から、パワーハラスメントの申告を受けた。

資料を渡したり進捗も聞いた。トラブルの謝罪にも一緒に行った。
もちろん恫喝したり、先輩と言う立場で相手を貶めたりもしていない。

それでも人事は、こちらの状況説明用の資料を一度も手に取らないまま言う。
「このまま、まったくお認めにならないとなると、今後にも影響が」

佐伯は、少しだけ考えて答えた。
「では、僕からも正式に、ハラスメントの相談をさせてください」

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短編 2026/10/05 19:42更新
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最終取得日時:2026/10/10 12:05
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