幽世のリリン
「なろう小説で町おこし!」
──私が愛した人は、世界の破壊者でした……。
◆ ◆ ◆
四国の小さな港町・水城市を覆う「濃霧現象」。
霧が訪れる夜、世界は歪みはじめる。
濃霧のなか、実体を持って現れるのは――住人の“影”である『ゴースト』、そして伝承に封じられたはずの神々や怪物たち。
悪魔。怪物。ソロモン72の魔王。大天使。北欧神話の邪神・ロキ。メドゥーサ。ペルセウス。斉天大聖・孫悟空。イザナミノミコト。怨霊・崇徳上皇etc……。
あらゆる神話と伝説が、この閉ざされた田舎町に集い、現実を侵食していく。
なぜ、水城市だけが“幽世(かくりよ)”とつながってしまったのか?
人々は次々と命を奪われ、祈りと涙に沈みながら、ただ霧の晴れるのを待つしかなかった。
そしてその霧は、町を呑み込み、空を裂き、やがて宇宙の崩壊さえも予兆するものとなっていく。
その水城市では、主人公・北藤翔太が幼馴染の海野美優と平凡な高校生活を送っていた。
互いに惹かれ合いながらも、気持ちを伝えられない2人。
だが実は――この翔太こそが、世界を滅ぼす「破壊者」だった。
「翔太くんは、私が守る!」
「美優は俺が守る!」
切なく交わされた言葉は、無情な運命の前に引き裂かれていく。
その影で、国家すら操る秘密結社「国際魔術会議(ユニマコン)」が密やかに蠢く。
そして濃霧の正体が暴かれるとき――!?
静寂の底から現れる、それは“聖女”。
この現象は祈りなのか、それとも葬送への凶鐘(まがね)なのか……。
神と悪魔と人間がぶつかり合う、絶望と祈りのバトルロイヤル。
愛、破滅――その選択が、すべてを決する。
霧が晴れるその瞬間、最後に残るのは希望か。
それとも、宇宙崩壊の闇へ沈む絶望なのか……!?
※……古今東西、様々なホラー作品のオマージュも盛り込んでいます。
【週刊アスキーさんに紹介されました】
https://ascii.jp/elem/000/004/119/4119786/2/
(旧タイトル『ウジャトの方舟』)
【街の舞台モデル】
愛媛県八幡浜市(この『小説家になろう』作品で「聖地巡礼」などの町おこしを目指します!)
816,674字 (3945.3字/話) 32%