現実世界[恋愛]

量子力学=恋?

「ねえ筧(かけい)君、量子力学って知ってる?」
「え?」

 僕と榊(さかき)さん以外誰もいない、放課後の教室。
 日直だった僕たち二人は並んで黒板を拭いていたのだが、榊さんが唐突にそんなことを訊いてきた。
 量子力学……?

「うーん、名前くらいは聞いたことあるけど、具体的なことまではわからないな」
「ふふ、私も聞き齧った程度の知識しかないんだけど、何でも量子っていう目に見えないくらいとっても小さい物質は、誰かに見られてる時だけ挙動が変わるんだって。その謎を研究する学問らしいよ」
「は?」

 そんなバカな……!?


※「なろうラジオ大賞4」の参加作品です。

ESN大賞6 / ハッピーエンド / スクールラブ / ラブコメ / 青春/日常/短編 / 男主人公/一人称 / 123大賞4 / 現実世界恋愛小説 / 美少女/女子高生 / 現代(モダン) / 高校生 / 学園/学校/学生 / 純愛/じれじれ / なろうラジオ大賞4
短編 2022/12/02 21:07更新
807字 52%
日間P
-
総合P
628
ブクマ
20
平均評価
9.05
感想数
31
レビュー
5
評価頻度
325%
評価P
588
評価者数
65
週間読者
-
日間イン
0回
ベスト
圏外
最終取得日時:2024/05/20 12:45
※googleにインデックスされているページのみが対象です