ハイファンタジー[ファンタジー]
自分がシナリオを書いた乙女ゲームに転生したので、台詞を実装し忘れた邪竜に話しかけてみます
北の山には、言葉を持たない竜がいる。
百年、吠えるばかりで、誰とも話したことがない。
でも、私は知っている。
あの竜――ヴェルグには、本当は八万字ぶんの台詞があったことを。
前世の私が書いて、発売直前に丸ごと削られた、乙女ゲームの隠しルート。
ゲームの筋書きでは、この冬、騎士団が竜を起こし、怒った竜が麓の村を焼く。
焼かれるのは、私の生まれたハルデ村だ。
だから私は、騎士団より先に山へ登る。
書いた台詞を、一行ずつ思い出しながら。
「……その言葉を、どこで知った」
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短編
2026/09/27 06:10更新
10,134字 29%
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最終取得日時:2026/10/04 12:05
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