異世界[恋愛]
愛を騙るな
「王妃よ、そなた一体何が不満だというのだ」
「………」
「贅を尽くした食事、ドレス、宝石、アクセサリー、部屋の調度も最高品質のもの。王妃という地位も用意した。およそ世の女性が望むものすべてを手に入れているというのに、何が不満だというのだ!」
王妃は表情を変えない。何を言っても宥めてもすかしても脅しても変わらない王妃に、苛立った王は声を荒げる。
「何とか言わぬか! 不敬だぞ!」
「……でしたら、牢に入れるなり、処罰するなりお好きに」
「い、いや、それはできぬ」
「何故? 陛下の望むままなさればよろしい」
「余は、そなたを愛しているのだ。愛するものにそのような仕打ち、到底考えられぬ」
途端、王妃の嘲る笑い声が響く。
「畜生にも劣る陛下が、愛を騙るなどおこがましいですわね」
R15
全3話完結
2026/06/25 16:43更新
11,028字 (3676字/話) 48%
11,028字 (3676字/話) 48%
日間P
14
総合P
112
ブクマ
4
平均評価
8.67
感想数
0
レビュー
0
評価頻度
300%
評価P
104
評価者数
12
週間読者
-
日間イン
1回
ベスト
211位
最終取得日時:2026/06/26 12:05
※googleにインデックスされているページのみが対象です