寝取られたくてたまらない俺のところに寝取られの神が妹としてやってきたのだが、そのことにブチギレた幼馴染に寝取り返ししようとしてくるし寝取られなくて絶望しかなさすぎる件
寝取られが好きだ。
そう心から言えるくらい俺、|杉原学《すぎはらまなぶ》は寝取られが好きだった。
いや、好きなんてもんじゃない。
好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きでたまらないのだ。
きっと、俺という人間に刻まれた、魂の性癖だったのだろう。人生の初期に己の性癖を知ることが出来た俺は、きっとこの世の誰よりも幸運な男なのだろう……そう思っていた時期が、俺にもありました。
「学が寝取られる前に私が寝取る……!」
「いやあああああああああああああ!!! 犯されるうううううううううううう!!!」
高校二年生になった現在。
俺は寝取られるより先に、幼馴染である燐子にホテルに連れ込まれそうになっていた。
「学には最近、女の子の知り合いが増えすぎている。このままじゃ学を盗られる可能性がある。泥棒猫には渡さない。学は私のモノ。それを身体に刻み付ける」
「なんで!? どうしてこうなったの!? なんでホテルに行こうとするのぉっ!? 俺がなにしたってんだよぉっ!?」
なにやら嫉妬と焦りに駆られて凶行に走ったようだが、その相手が俺とあってはたまったものではない。
未来の間男さんのために清い身体でいなければならない俺にとって、燐子からの逆レ〇プは最悪の一言だ。
このままでは俺が寝取らない未来が確定してしまうではないか。それだけは避けなければならない。
「おまわりさーん! 助けてぇー! 仕事してー! ヘルプミー!」
恥も外聞もかなぐり捨て、騒ぎまくった結果、なんとかその日は燐子の魔の手から逃れることに一応成功するのだったが……。
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