異世界[恋愛]
妹が「白いマントは私の方が似合います」と言うので、英雄の婚約者席も凱旋式の役目も譲りました。ですが遺族席を忘れていたようです【連載版】
「英雄の隣に立つなら、白いマントはわたくしの方が似合いますわ」
侯爵令嬢リディアは、王国の若き英雄アルバート・グランヴィルの正式な婚約者として、凱旋式の準備を支えてきた。
凱旋式は、勝利した英雄を讃える華やかな式に見える。
だが実際は、帰ってきた兵を迎え、帰らなかった兵の名を呼び、遺族へ敬意を示し、負傷兵の導線を守る「帰還と追悼」の式だった。
妹イレーネはその意味を知らないまま、英雄の隣に立つ白いマント姿に憧れる。
アルバートもまた、明るく華やかな妹を選んだ。
ならば、とリディアは婚約者席も凱旋式の役目も静かに譲る。
迎えた凱旋式当日。
妹は花と音楽を増やし、遺族席を後ろへ下げ、戦死者の名を省いた。
そして英雄の隣で微笑んだ瞬間、最前列にいるはずだった遺族たちが立ち上がる。
負傷兵たちは敬礼を下ろす。
民の拍手は、止まった。
崩れた凱旋式の広場で、リディアを見ていたのは、王国軍総司令官である辺境公爵カシアン・ヴァルク。
「君は英雄を飾っていたのではない。英雄が英雄でいられる場所を守っていた」
これは、英雄の隣を譲った令嬢が、帰らなかった者の名を守る仕事を得て、本当の居場所と恋を選び直す物語。
婚約解消 / 姉妹格差 / ざまぁ / 英雄 / 凱旋式 / 軍務 / 遺族席 / 戦死者 / 追悼 / 実務ヒロイン / 辺境公爵 / 総司令官 / 立場逆転 / 溺愛 / ハッピーエンド
全7話連載中
2026/05/24 19:10更新
43,619字 (6231.3字/話) 41%
43,619字 (6231.3字/話) 41%
日間P
358
総合P
694
ブクマ
208
平均評価
8.69
感想数
1
レビュー
0
評価頻度
15.38%
評価P
278
評価者数
32
週間読者
-
日間イン
2回
ベスト
125位
最終取得日時:2026/05/25 12:05
※googleにインデックスされているページのみが対象です