宇宙[SF]

コンビニエンスストア

 コンビニエンスストアとは、その名のとおり、便利さを売りにする小さな箱舟だ。外から見ればただ明るく活気に満ちているようだが、足を踏み入れるとそこには小さな宇宙が広がっている。
 棚に並ぶ商品たちは、まるで自分こそが最高の選択であるかのように客を誘惑する。その洗練されたデザインは、ある人にとってはスーパーモデルのように映るだろう。しかし、私にはその過剰な自己主張がこう叫んでいるように聞こえる。『私たちを買って! 無駄な消費を続けて!』と。
 彼らはただの炭水化物と糖分の塊に過ぎず、人々の健康を少しずつ奪っている。それでも人々はそれを買い、食べ、そして後悔するのだ。これが現代社会の食のサイクルである。

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短編 2024/11/13 11:00更新
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