純文学[文芸]
王宮の婚礼の前に、燃やされる手紙がある
王宮文書局で働くイリゼは、婚礼を控えた王宮の整理を命じられる。
来月、東翼には新しい女主人――公爵令嬢セラフィナ・アルヴェルが入る。祝うべき婚約。反対する理由など、どこにもない。
だが、先王妃付きの私蔵文書を収めた木箱の底で、イリゼは見覚えのある筆跡の束を見つける。
それは、王太子セヴラン・エルメディアが書き、誰にも送らなかった手紙だった。
幼い頃から、イリゼだけが知っていた小さな癖。
言えなかった言葉。燃やされるはずの紙。
婚礼の前に整理されるのは、部屋や記録だけではない。人が口にしなかった感情もまた、静かに選別されていく。
これは、選ばれなかった女の物語ではない。
選ばずに済む場所へ置かれたまま、それでも消えなかった思いと、誰にも届かなかった言葉の行方は。
王宮 / 文書局 / 手紙 / 婚約 / すれ違い / 未練 / 三角関係 / 片恋 / 異世界 / 王太子 / 王妃 / 切ない / 秘めた想い / 書簡 / 旧き癖
短編
2026/04/19 14:23更新
6,081字 27%
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最終取得日時:2026/05/05 12:06
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