異世界[恋愛]

愛した人の子を王にした女の手記

現王の曾祖母アイネ。長生きした彼女が死んだ後、居室から発見された赤い革の手帳には、王家の秘密が記されていた。
古ぼけた赤い革装の手帳の、中程にある1ページ。まるで隠すかのように、栞もなく残された手記だった。ひたすら耐えて犠牲となり、だれにも届かなかった真心が、ぎっしりと綴られたページである。死者の魂が行くという精霊郷には、誰にも届かなかった魂は辿り着くことがない。ただ消えてゆく。

興味も薄くただ焼き捨てろと命ずる現王から手記を受け取ったのは、アイネの親戚である青年ガイウスだった。手記を読んでガイウスの流した涙からは、涙の精霊が生まれた。

男主人公 / 女主人公 / ハッピーエンド / 伝奇 / 精霊 / ネトコン11感想
短編 2022/05/02 21:38更新
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最終取得日時:2026/09/02 01:19
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