異世界[恋愛]
彼女を守るために私を使った婚約者の末路
リディアは、ずっと我慢が得意だった。
婚約者の家の帳簿を整え、支払いを回し、誰かの困りごとを黙って埋めてきた。
けれど彼は、病弱な幼なじみを守るため、また彼女に告げる。
彼女のためだ、我慢してくれ。
夜会の席を譲らされるだけなら、まだ耐えられた。
だが祖母の形見である印章が、別の令嬢の胸元で揺れていた。
その印章は、飾りではない。
リディアの名義と責任を動かす、たった一つの証だった。
彼女は初めて、婚約者のための帳簿を閉じる。
誰かを守るために、誰かを差し出す関係。
その中で便利に使われてきたリディアは、自分の名を取り戻せるのか。
異世界恋愛 / 婚約破棄 / 女主人公 / 貴族令嬢 / 有能ヒロイン / ざまぁ / お仕事 / 貴族社会
全8話完結
2026/06/07 12:54更新
29,141字 (3642.6字/話) 36%
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最終取得日時:2026/08/22 12:10
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