現実世界[恋愛]

かみさま「かしこまりなさいよ!」

「まさかここまで来てキツネ子ルートのフラグをぶち折る気じゃないでしょうね?」

とある大型連休。主人公の宗十郎は登山の帰り道、立ち寄った麓の神社に参拝する。

そこで神を名乗るキツネっぽいコスプレをした少女が現れ……。

「俺、落ち着き具合には定評があって。例えるなら俺の心の中は、そう──【凪】」

神を信じるのに、特に超常の力などは要求しない主人公。

「あの、お言葉ですけど。かみさまのネーミングセンスって虫ケラ並みですね」

「だから言いたくなかったのよ! それより虫ケラってなに!? 仮にも神相手に使う言葉じゃないでしょ! もっとこう──かしこまりなさいよ!」

「違う! 最初は良いけどツンデレじゃないし、それ褒め言葉でもない!」

変人な主人公にツッコみつつ、騒ぐ神様。

「かみさまといえど脱税はいけませんって。税務署の怖さを舐めすぎですよ」

「確かに税務署の怖さはガチね」

淡々としたペースで繰り広げられる雑談。

これはツンデレっぽいキツネの神様と、何事にも動じないわりに流されやすい青年の、異類婚姻譚。

異類婚姻譚 / ラブコメ / 童話、昔話系……? / 伝奇要素はない / ジャンルの迷子 / ざまぁは無し / もう遅いを強制阻止 / 振り回されるツンデレ / おいなり様 キツネ神 / コメディ ギャグ? / ほのぼの 恋愛 / マイペース男主人公 / ハッピーエンド / 敬語を使うけど不敬 / ネット小説大賞十感想
短編 2021/03/31 16:29更新
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最終取得日時:2024/05/17 01:31
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