純文学[文芸]

祖母が守った墓という名の森を継ぐ

祖母は森を守っていた。
その森はお墓だった。
祖母は自分を墓守りだと言った。
森にはお墓なんかなくて、本当にただの森なのに。

そんなある日、祖母が息を引き取った。
墓守りを次に渡す前に。


「……私がやるよ」


次の墓守りを誰がやるか。
親戚一同が自分だけはと回避するなか、気付いたら私は声をあげていた。

かくして、私は高校生にして祖母が守った墓守りを継ぐことになるのだった。



物語の始まりの始まり。
何もないそこに何かを。不思議は不思議なままで。
そんなお話。

女主人公 / 現代 / 墓守り / 森 / 畏れ / ジャンル分からん / ネトコン11
短編 2023/06/09 21:44更新
3,945字 23%
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最終取得日時:2024/05/07 12:30
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