異世界[恋愛]
『お前のためを思って言っている』が千回記された日記帳が、社交界に流出した件
「お前のためを思って言っている」「普通はこうだろう?」「お前が悪いから怒るんだ」——ディートリヒ侯爵子息は、婚約者のカティアにそう言い続けた。3年間、毎日。
カティアは日記をつけていた。恨みではない。「何が普通なのか」を確かめるために。日記には日付と、彼が言った言葉だけが記されている。感想も解釈もない。ただ事実だけ。
婚約破棄の場で、カティアは日記を読み上げなかった。ただ、茶会で親しい令嬢に見せただけだ。令嬢たちは青ざめた。「これ、全部言われたの?」
日記は写本され、社交界に広がった。ディートリヒ本人は「何がおかしいのかわからない」と主張した。——それが一番怖いのだと、誰もが理解した。
異世界転生 / 婚約破棄 / ざまぁ / 令嬢 / モラハラ / 断罪 / 因果応報 / 爽快 / 日記 / 社交界 / 溺愛 / 正論 / 共感 / 短編
短編
2026/04/02 19:00更新
11,246字 38%
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最終取得日時:2026/04/07 12:05
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