異世界[恋愛]
「姉なんだから譲りなさい」と母が言うので、婚約者も家も譲ることにしました
「姉なんだから譲りなさい」
伯爵家の跡取りとして育てられたクラリスは、母のその一言で、人形も誕生日も祖母の形見の櫛も、すべて妹ミレイユに譲ってきた。
そして今夜、妹が欲しがったのは婚約者。当のエドガーも「ミレイユの方が僕を必要としてくれる」と乗り気で、父は黙ったまま。
「分かりました。譲ります。ただ、この婚約は跡取りとの婚約ですから――」
クラリスは王宮の公証役を呼び、婚約者も跡取りの座も家も、書面で正式に妹へ譲った。家族は誰も、その書面を最後まで読まなかった。
祖母の形見の旅行鞄ひとつで家を出た彼女が向かったのは、二年間、仕事の手紙だけを交わしてきた隣領の侯爵のもと。
譲ってばかりだった彼女が、初めて「欲しい」と言えるものとは――。
AI直接使用 / 女主人公 / 西洋 / ハッピーエンド / 貴族 / 婚約解消 / 姉妹格差 / 家族の冷遇 / 自業自得 / ざまぁ / 元サヤなし / 年上ヒーロー / 書記官
短編
2026/09/26 19:40更新
10,646字 49%
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最終取得日時:2026/10/04 12:06
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