異世界[恋愛]

一年間だけ、お側においてくださいませんか?

「どんなことでもしますから、お側においてくださいませんか?」
突如現れた令嬢に、ギルバート・アディントン伯爵は困惑した。
 
周囲には彼の見目や肩書、地位や財産に惹かれる女性しかいない。
だからこそ、こんな田舎の領地で、こんなにも切実なお願いを口にする令嬢は珍しかった。
きっと訳あり令嬢なのだろう。
そう考えたギルバートは、ステラと名乗る彼女を屋敷に置くことにした。

彼女はよく働いた。
見返りなど何も求めない。
ただ純粋にアディントン家に尽くしていた。

「私はお役に立てていますか?」
「もちろんだ」
その言葉に満面の笑みを浮かべる彼女を見ているうちに、ギルバートの心は少しずつ変わっていく。

ギルバートは自領にある森で静かに過ごす時間をこよなく愛していた。
しかし、最近気がかりなことがあった。
お気に入りの野うさぎが姿を見せなくなったのだ。
喪失感を抱えたギルバートの心の穴は、いつの間にかステラで埋まっていく。

これからも側にいたい。
そう願った時、二人には残酷な真実が待っていた。

そしてギルバートは未来のために決断する。
「大丈夫。また君を好きになる」


※タイトルを変更しました。

コミックルーム大賞 / アイリスIF9大賞 / ハッピーエンド / BWK大賞1 / 異世界恋愛 / 純愛 / 一途 / 溺愛 / じれじれ / 切ない / 伯爵 / 献身
短編 2026/06/18 20:00更新
18,123字 39%
日間P
-
総合P
1,192
ブクマ
30
平均評価
8.78
感想数
1
レビュー
0
評価頻度
430%
評価P
1,132
評価者数
129
週間読者
-
日間イン
3回
ベスト
229位
最終取得日時:2026/08/21 12:08
※googleにインデックスされているページのみが対象です