童話[その他]

『マッチ売りの少女』をもしハッピーエンドにしたら?

かわいそうな女の子は、ほほえみながら死んでいました。
靴もない、あたたかな家も、やさしい家族もいない彼女は、冷たい石畳の上で、冷たくなっていました。
彼女が幸福だったわけがありません。
だって、そんな身の上で、人を恨んだり、不幸を嘆いたり、しないわけがないのですから。
きっと幸福そうな笑顔を浮かべていたって、その内心には、黒い感情があったに、違いないのです。
本人がほんとうに幸福だったとしても、絶対にうらみつらみがあったに決まっているのです。

冬の童話祭2018 / マッチ売りの少女 / ※転生ではない / 冬童話2018
全2話完結 2017/12/11 14:20更新
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最終取得日時:2025/10/21 01:53
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