現実世界[恋愛]

幼馴染は俺のものじゃなかった。――清らかさでしか愛を測れない俺が、奪われ続けた果てに観葉植物になる話

三河大は、恋愛を「相手の過去」でしか測れない大学生だった。
幼い頃から隣にいた安城怜は、天真爛漫で妹のような存在。大はずっと、怜だけは自分の理想のままでいてくれると信じていた。だがある日、同じ語学クラスの不良めいた男・蒲郡レオンと怜が付き合っているという噂が流れる。
裏切られたと思い込んだ大は怜を責めるが、怜は涙ながらに「本当に好きなのは大だけ」と告げる。信じたい。
でも信じられない。
愛とは何か、信頼とは何か、自分でもわからなくなった大は、クラスメイトの豊田未来に相談する。未来は優しかった。
「私が忘れさせてあげる」
そう言って大の孤独に寄り添い、大は彼女こそ自分を救ってくれる“理想の相手”なのだと思い込む。しかし、それすらもレオンの仕掛けた残酷な遊びだった。「お前、女なら誰でも“条件”で選ぶんだろ? じゃあ怜は俺がもらうわ」目の前で崩れていく信頼。
怜も、未来も、レオンも、そして自分自身も、もう何一つ信じられない。そして彼は、人間として誰かを愛することを諦める。
喋らず、求めず、奪われず、ただ日差しだけを浴びて生きる存在――観葉植物になることを誓って。これは、愛を所有物と勘違いした男が、自分の弱さに呑まれて“人間”を降りるまでの、暗い青春読み切り。

R15 / ダーク / 男主人公 / 現代 / ハッピーエンド / バッドエンド / ざまぁ / NTR / 寝取られ / ざまぁ対象は自分
短編 2026/06/24 07:48更新
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最終取得日時:2026/10/11 12:12
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