ハイファンタジー[ファンタジー]

伯父さんがプレイボーイだった件

「この国では、血の近しい三親等内での結婚は禁止されています。ことに及ぼうとすれば、国全体に掛かっている制約魔法で、一時的に氷付けになります。……1分程度なので、命には問題ありませんが………………」



侯爵令息ユージーンが、振られるのは10回目だった。

「また、ダメだったー。何でなんだよ!」

「それよりお前、何とかしないと消されるぞ!」

「どうして?」

「どうしてだって? お前の親父?の不貞が発覚し過ぎて、お前の歴代の彼女達の家庭ががギスギスしてるからだよ。もう10人お前の異母姉妹が見つかったんだろ? 目茶苦茶だよ。

公になってないから良いけど、バレたら彼女の親に消されるって」


疑われているのは、ユージーンの父ジブリール。
金髪碧眼の海軍将校で、素敵筋肉の格闘も強く性格も良いハンサムな男だ。
現在36歳でも輝く美貌は衰えていない。
若い時はモテモテだったそうだ。

「俺の父上は、母上一筋だ。そんな軟派なことはする筈ないだろ?」

「じゃあなんで、ディープキスする度にフリーズしてんだよ。可笑しいだろ? ちゃんと親と相談しろよ。彼女達から母親の不貞が漏れれば、死者がでる。俺はお前の死ぬのを見たくない!」

瞳をうるうるして訴える友グライムスに、さすがのユージーンも言葉が詰まった。

「解ったよ、聞いてみる」

「そうしてくれ。最悪隣国に行く時は、教えろよな」

「えー、待ってくれよ。俺行きたくねーよ」



◇◇◇

なんてことで、晩餐時に父に即聞いた。

その時初めて、伯父さんのことを聞いたのだった。

ESN大賞7 / 侯爵令息 / 伯父さん / 貴族 / 令嬢 / 異母姉妹
短編 2024/05/28 22:40更新
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最終取得日時:2026/09/02 12:47
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