異世界[恋愛]
約束してくれる?
空を見上げれば、青く澄んでいて、髪を撫でる風は心地よい。それなのに、エナは無意識にため息をついた。
「エナ、どうかした?」
エナの隣にいたカイが端正な顔に心配の表情を浮かべ尋ねる。そんなカイにエナは小さく首を横に振った。
「なんでもないよ」
「…嘘」
カイはエナの顔をのぞき込むように見つめながらそう言った。
「え?」
「その顔は、何か悩んでる顔だよ」
「…」
「何年一緒にいると思ってるの?僕がわからない訳ないだろう?」
あまりに自然に言われたその言葉に、エナの胸は一つ音を立てた。
短い / 軽くヤンデレ?
短編
2021/07/04 15:21更新
3,898字 66%
3,898字 66%
日間P
-
総合P
2,634
ブクマ
125
平均評価
8.22
感想数
3
レビュー
0
評価頻度
232%
評価P
2,384
評価者数
290
週間読者
-
日間イン
0回
ベスト
圏外
最終取得日時:2025/05/11 01:17
※googleにインデックスされているページのみが対象です