ヒューマンドラマ[文芸]
私、ミレーユ伯爵令嬢は、王家の毒見役の家に生まれ、修行に明け暮れましたが、ボンクラ弟に家督を奪われました。なので、両親に謀叛の嫌疑をかけて、毒見役を放棄!結果、王家で死者が続出しましたが、それが何か?
私、伯爵令嬢ミレーユ•レイブは、王家の毒見役の家に生まれ、父親の厳しい指導の下、修行に明け暮れ、晴れて毒見役を継承しました。
ところが、身体が弱かった弟が、滋養強壮薬で元気になった途端、両親は長男教を発症し、長女である私を無視するようになったのです。
弟が元気になったのは薬のおかげですが、その薬の主成分である稀少な薬草を採取したのは私でしたし、その薬は本来、王女殿下に献上するはずのものでした。
なのに母親から、「王女なんかより、ウチの息子だ!」と薬を奪われ、弟に投与されたのです。
しかも、そのボンクラ弟が、公爵家のご令嬢と婚約したからという理由で、家督を継ぐことになってしまいました。
そしてついに、息子を偏愛する母親から、言い渡されたのです。
「そのまま貴女が毒見役を続けて、弟に仕えなさい」と。
私はさすがに腹を立て、決心しました。
「こんな家族、見捨ててやる!」と。
さっそく王宮に出向き、「私の両親が王家に対し、謀叛を企んでいます。お取り潰しをお願いします」と言って、両親に謀叛の嫌疑をかけ、加えて、毒見役を放棄してやりました!
結局、毒見役は弟が引き継ぐことになりましたが、その結果、王家でも実家でも死者が続出することになりました!
母親が泣きながら戻ってきてくれと言ってるそうですが、いまさらです。
私は知りません!
※ざまぁ系のストーリーです。
シリアス / ダーク / 女主人公 / 西洋 / 中世 / 毒見役 / 稀少な薬草 / 家督相続 / 実家を潰す決心 / 両親に謀叛の嫌疑 / 当惑する侍従長と宰相 / 宰相の弟子 / 煽りに乗る弟 / 馬鹿舌 / 種馬
全3話完結
2025/01/22 14:10更新
27,784字 (9261.3字/話) 20%
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最終取得日時:2025/01/29 12:06
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