ヒューマンドラマ[文芸]
神隠しの後で。〜隠されたのは、娘ではなく私のほうだった。〜
「かーたん!」
満面の笑みでそう呼びかけてくる愛しい娘が、四歳の誕生日にいなくなった。
必死になって辺りを探していた私が近所の女性に説明すると、彼女は訝しげに言う。
「何を言ってるの……? 貴女に、娘なんかいないじゃない」
そんなバカな、と思った所で、ふと気づく。
自然と接していた目の前の女性も、景色も、知っているのに『知らない』。
ーーーここはどこ?
消えたのは、多分娘ではなく自分のほう。
ーーーあの子のところへ、帰らないと。
日常 / ホームドラマ / ミステリー / シリアス / 女主人公 / 現代
全4話完結
2020/12/29 11:53更新
12,323字 (3080.8字/話) 26%
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最終取得日時:2025/05/11 01:28
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