ホラー[文芸]

野苺は鳥が啄ばみ、嘴の色で染めた紐でお見送り

奈津は小さな市だ。
人口は15万弱で、歴史的遺物も見つからず、これといった観光が存在するわけでもない。
列車の路線と路線を繋ぐ、乗り継ぎ地点の駅に商業施設があるのと、国道沿いの閑散とした土地を活用した大型ショッピングセンターがあるぐらい。
だからといって広大な田畑が広がるわけでなければ、見応えのある山景が拝めることもない。
都市と田舎の真ん中にある無個性な場所。それが奈津だ。

そんな奈津へと、両親の墓参りのために帰って来た祐樹。
祐樹と従弟の真人は一緒に墓参りにいくことになるのだが……


※この作品は、カクヨム様にも公開しています。

怪談 / まじない / 墓参り / 現代
短編 2023/10/11 21:51更新
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最終取得日時:2024/05/19 12:25
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