ヒューマンドラマ[文芸]
俺を振った女を一晩泊めた話
俺たちは恋人ではなかったし、彼女はそれを隠してはいなかった。ただ気軽に互いを泊めたり泊まったりできる仲と公言し、甘い空気や強烈な引力もないまま、安心して長い時間を共に過ごしていた。
卒業の日にこいつに振られたことは、誰にも広まらなかった。
俺たちはかつて毎日のように顔を突き合わせ毎月のように出かけ、共にいて飽きることはなかった。締め切り前には泊まり込みで家事手伝いもして、何かなくとも毎週互いの部屋で鍋や炒め物をつついていたが、それもぱったりと止んだ。
もう、半年が経つ。まだ、半年というべきか。
本作品は「ハーメルン」にも投稿しています。
R15 / シリアス / ハッピーエンド / 追加タグ募集します / 心理・哲学・恋愛工学
全2話完結
2025/11/01 00:30更新
69,229字 (34614.5字/話) 46%
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日間P
24
総合P
52
ブクマ
12
平均評価
9.33
感想数
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レビュー
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評価頻度
25%
評価P
28
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最終取得日時:2025/11/04 12:05
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