ハイファンタジー[ファンタジー]
四都物語異聞:夜語り甘味抄
帝都・青龍京の右京。日中の喧騒から隔絶された路地裏に、夜だけ開く不思議な甘味処がひっそりと佇む。屋号もなく、ただ奥から微かな灯りが漏れるその店に、心に深い影を抱えた人々が吸い寄せられるように訪れる。
声なき貴族、誤解に縛られた武家、悪夢に怯える娘。それぞれが抱える痛みは、店主が差し出す温かな甘味によって、静かに、しかし確かに癒やされていく。そこには、ただ甘いだけではない、魂に寄り添い、凍てついた心を解かす力が宿っていた。
これは、帝都の歴史の表舞台には決して現れることのない、しかし人々の心の奥底に深く語り継がれる、夜に開く、不思議な癒やしの「異聞」――。
儚くも温かい物語を、ぜひご賞味あれ。
シリアス / 和風 / 中世
短編
2025/06/20 20:10更新
6,264字 1%
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最終取得日時:2025/07/02 12:06
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