ヒューマンドラマ[文芸]
彷徨う香炉
時は印暦二一一五年冬。場所は、開国間もない日之本帝国。
宍粟探偵事務所に、埒外の事件が持ち込まれた。
養父医師の家から、曰くつきの香炉が消えた。養父夫人のお茶会後、香炉が自ら歩き、客人の荷物に紛れたのか、盗まれたのか。
秘かに香炉を見つけ出し、回収して欲しいと言う依頼だった。
宍粟探偵は、人間の泥棒ならまだしも、付喪神の香炉を連れ戻せとは……と頭を抱えたが、他に仕事がない為、引受けた。
推理ではなく、情報を使う探偵の話。そんな訳で、「推理小説」ではありません。
「野茨の血族」や「虚ろな器」の百年くらい前の話。
日之本帝国に来た直後で、まだ言葉がわからない「虚ろな器」の〈双魚〉先生も後で登場します。
探偵小説 / 明治/大正 / 探偵 / 新聞記者 / 刑事 / 盗賊団 / マダム / ホラー / 魔法 / 妖怪 / 職業もの / シリアス
全61話完結
2016/09/30 12:00更新
98,964字 (1622.4字/話) 38%
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最終取得日時:2025/06/05 02:52
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