パニック[SF]
如何にも映画の序盤で全滅しそうな組織に就職しましたが、僕は元気です
20世紀末、ソビエト崩壊の混乱冷めやらぬ中、世界は一つの事件に揺れた。
安寧の儘に眠る筈であった死体が、今までの法を破って起き上がり始めたのだ。まるで生者を恨むように、お前も此方に来いと誘うかのように。
南米に端を発っした人類史を揺るがす事件は、WHOの初動対応が功を奏し、世界規模でのパンデミックは食い止められた。しかし、未だその脅威が去った訳ではない。各地で死者は例外なく起き上がり、いつ事態が深刻化してもおかしくはない。
WHOの付属組織、死体が動く事態に対応すべく設立された国際公衆衛生維持局は、辛うじて世界の平穏を維持していた。そう、今はまだ……。
「けど、いざコトが始まったら数時間で全滅しそうですよね、ほんと」
「面白い冗談だ。なぁ、後輩」
「いえ、班長、割とゾンビ映画だとデフォです」
これはそんな組織に不本意ながら就職した常識人の物語である。
表紙絵を作成していただきましたので、第一話末尾に掲載しております。
茂木康信氏(TwitterID:@Moginiki )に多謝を。
R15 / 残酷な描写あり / 日常 / スプラッタ / バイオハザード / パンデミック / ゾンビ
全23話連載中
2019/01/05 23:12更新
169,352字 (7363.1字/話) 41%
169,352字 (7363.1字/話) 41%
日間P
-
総合P
3,244
ブクマ
1,043
平均評価
9.34
感想数
57
レビュー
1
評価頻度
11.89%
評価P
1,158
評価者数
124
週間読者
104
日間イン
0回
ベスト
圏外
最終取得日時:2025/05/08 02:33
※googleにインデックスされているページのみが対象です