空想科学[SF]
推し活経済——推しが国家予算を決める世界で、誰にも推されない「下水道」の担当になった公務員の話
西暦2089年。日本は「推し活民主主義」を導入した。
国家予算の配分を、国民全員の「推し投票」で決める。推されれば予算が増え、推されなければ予算が消える。教育、医療、防衛、宇宙開発——全省庁が「推し」を獲得するためにアイドルのように広報する時代。
文部科学省はVTuberを起用。防衛省はコスプレ自衛官でバズり、厚生労働省は「年金ちゃん」のゆるキャラで若年層を掴んだ。
——で、国土交通省は。
省内の推しポイントは道路と橋に全部持っていかれ、下水道には一票も回ってこない。
主人公・津田真一、36歳。下水道課の広報担当。予算がないのでたった3人で全業務を回している。
「推される努力が足りない」と課長に言われたので、SNSで叫んだ。
「下水道のない世界で推し活できますか? トイレが壊れた会場で、ペンライト振れますか?」
——インフラは「推されない」から価値がある。
当たり前が当たり前でなくなった時——街は、臭くなる。
SF / 社会風刺 / コメディ / 感動 / 推し活 / インフラ / 公務員 / 人間ドラマ / ブラックユーモア / 民主主義 / SNS / バズ / 近未来
短編
2026/04/07 18:00更新
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最終取得日時:2026/04/30 12:07
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